• 奈良の女性専用ゲストハウス

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奈良国立博物館の「なら仏像館」におられる誕生釈迦仏が好きすぎて、プレミアム会員になってしまいました。

その会員特典のひとつで、「各特別展につき1回、研究員の解説付きの鑑賞会を実施」というのがあり、そちらに行ってきました。

源信?何それ、美味しいの?的素人だった私が学んだのは下記の通りです。

  • 恵心僧都 源信(えしんそうず げんしん)942~1017
  • 当麻付近出身で、比叡山の横川で修行
  • 「往生要集(おうじょうようしゅう)」を著し、浄土信仰をより民衆に広める礎を築いた
  • 阿弥陀来迎を再現する「迎講(むかえこう)」(練供養/ねりくよう)が始まるきっかけや、阿弥陀来迎図が単独で広まるようになるきっかけになった
  • 「往生要集」とは、正しい極楽往生の仕方が書かれた10章からなるマニュアルで、
  1. 穢れた六道(輪廻転生し続ける世界)について:特に、地獄道と人道が詳細に記載されている
  2. 極楽浄土の素晴らしさについて
  3. 他の浄土や天界との比較
  4. 正しい念仏の方法
  5. 念仏の助け
  6. 特定の時に行う念仏について
  7. 念仏利益
  8. 念仏を勧める根拠とは
  9. その他の修行の方法
  10. FAQ

このマニュアルに基づいて、人々は日々正しく生き、正しく臨終して、阿弥陀来迎による極楽往生を目指したんですね。

ちなみに、往生にも「九品往生」と言って、上品上生(じょうぼんじょうしょう)~下品下生(げぼんげしょう)と9つのレベルがあります。

”上の上”から”下の下”まで。

ちなみに、源信さんは臨終の際、お弟子さんから「師匠はどのレベルで逝かはるんですか?」的な質問をされ、「中品下生」と答えられたとか。最後まで探究しつくせなかったことへの自責なのか、めちゃくちゃハードルが高いのか、、、

いずれにしても、極楽往生を身近に感じさせ、人々が正しく生きるための道標や救済になったんですね。

1000年忌 特別展「源信~地獄・極楽への扉」は、9月3日(日)まで開催中。

中でも、素晴らしかった&気になるのは、

  • 六道絵(滋賀・聖衆来迎寺の国宝)は、六道絵の代表作といわれ、15幅フルコンプリート展示は稀なんですって。ド迫力でした。:展示中~8月6日
  • 當麻曼荼羅(貞亨本)(奈良・當麻寺の重要文化財)は、九品往生の図解があって興味深かったです。:展示中~8月6日
  • 阿弥陀聖衆来迎図(早来迎)(京都・知恩院の国宝)は、来迎の象徴的作品といわれ、楼閣まで描かれた上品上生の典型で、桜などの山の景色に来迎の構図が素晴らしかったです。:情報が遅くてすみません。7月30日で撤収済です。
  • 阿弥陀聖衆来迎図(和歌山・有志八幡講の国宝)は、3幅仕立てで迫力のある阿弥陀如来が拝めるそうです。:8月22日~9月3日
  • 山越阿弥陀図(京都・金戒光明寺の重要文化財)は、山の向こう側から迎えに来てくださっている阿弥陀さんの手に糸がつながっていて、息を引き取る際にその糸をもたせて阿弥陀さんとつながり、安楽な臨終を迎えるためのものなんだそうです。同じく金戒光明寺の「地獄極楽図屏風」と併せて楽しみです。:8月8日~9月3日

という訳で、8月下旬ごろに、また行かないと!

ちなみに、正面入り口前の池に蓮が咲いていて、浄土感が増されていました。

 

 



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