• 奈良の女性専用ゲストハウス

春日大社の後にある春日山 御蓋山は、第一殿の神様「武甕槌命タケミカヅチノミコト」様が常陸国にある鹿島神宮から白鹿に乗ってこられて降り立たれた地で、神域につき禁足地となっています。

崇敬者のみが その神の山に登拝できる特別な機会である「春日山錬成会」の春ノ峰と夏ノ峰に参加してきました。

今回の参加にあたって予習がしたくて調べてみたのですが本当に情報が少なかったので、備忘録として、また、もし錬成会に参加したい人のお役立ち情報となれば、と思いながら記録しておきます。

春ノ峰:3月17日(日)

天気は、雨。最高気温 16℃、最低気温 9℃

8:30 感謝共生の館に集合して、注意事項などを聞いたり、お弁当を受け取ったりしてから、9時頃出発。

その時、お借りした白衣と鉢巻きを着用し、金剛杖(最初は新品をもらい、参加する毎に焼き印をしてもらいます。いっぱい刻印されている先輩の金剛杖はめちゃくちゃかっこいいです!)を持って出ます。

まずは水谷神社に参拝し、人形の祓をします。その後、大宮にお参りし、若宮さんにもお参りして、禁足地のお山に入らせてもらいます。

本宮神社や雷鳴神社などに参拝して巡るのですが、移動中は雨が降っているのに各社に参拝し大祓詞を奏上している時は日が差して暖かくなったりする、という不思議なお天気でした。

ちなみにお昼は、柳生へとつながる「滝坂の道」におられる首切地蔵さんのところでお弁当を食べました。
この時のためにも、レジャーシートがあると便利です。
あと、ちょっとしたデザートがあるとQOLが爆上がりします!
雨が降っていたからかなぁ… ちょっと気分が下がり気味だったところ、近くでお弁当を食べられていた先輩男性にミカンをいただいて、すっごく元気になりました!!

その後も雨が強くて、私も含めて初回参加の人が多かったせいか、舗装された周遊道路を歩いて若草山の山頂に至り… だけど、雨で何の景色も見えずに、直ちに下山という感じで当初予定より結構早く戻ってきました。

その後、直会をして解散♪
美味しいお料理をいただき、とてもありがたいお酒も飲ませていただき、とっっってもご機嫌で帰りました。

  • 服装:ヒートテック、長袖シャツ、ウインドブレーカー(登りでは暑くなり脱いでました)、レインコート
  • 持って行くと便利なもの:レジャーシート、お弁当の後のちょっとしたデザート、油性ペン(借りられるけど持って行くと便利)

夏ノ峰:6月2日(日)

曇りのち晴れ、からの雷鳴、そして大雨(雹)。最高気温 26℃、最低気温 16℃

朝出掛ける時、とても気持ちの良い天気だったのでレインコートを最後の最後で置いて出発。
これが後々大後悔することになるのですが、この時は思いもよらず…

8:30集合で、お弁当とお水をいただき、白衣をお借りし、「春ノ峰」の焼印がされた金剛杖をすりすりしながら愛でて、スタンバイOK。

今回の課題は、ヒル!
なので、忌避剤をしっかり塗布して、出発です!

ヒル対策として、靴とズボンの間をカバーするトレッキング用グッズも装着してルンルンでしたが、先輩女性から「その中にヒルが入ったら最後、血を吸われまくりよ」と怖すぎる発言をされ、終始戦々恐々のへっぴり腰で足元をガン見しながら歩いていました。

機動力を重視して、スニーカーで参加したのですが、やっぱりトレッキングシューズにすれば良かったかもなぁ…などと、呑気な悩みを抱いていましたが、この後、そんな悩みなど吹っ飛ぶぐらいスニーカーで来たことを後悔することになるのですが、この時の私は知る由もなく…(二度目)

そんなこんなで数日前の雨を含んだ獣道がよく滑り、転んで泥んこになりながらも、先輩に「お山に遊んでもらえて良かったね」と励ましてもらって元気いっぱいの登拝です。

春の時もそうですが、修験の方々がお山を歩かれる時に唱えられる「さぁ~んげ、さんげ」「ろっこんしょうじょう」を大声で掛け合いながら登ります。

懺悔懺悔、六根清浄

なぜか元気の出る言葉です。
懺悔することが多すぎて もう大変なのですが、それでも六根清浄を目指して頑張る!という、私にとっては意思表示的な…

そして、春ノ峰では参拝できなかった各社にもお参りして、上の水谷神社さんに到着したころにゴロゴロと雷鳴がしていて、あれ?気のせいかな?晴れなのに雷は怖すぎる…などと思っていたら、参拝が終わった途端に大雨!!

なんでレインコート置いてきてん!
なんでスニーカーで来てん!
と後悔しまくりです。

大雨の中、またまた急な下り坂で滑り台のようにお尻で坂を下り、足場を消してしまい後続の人に申し訳無いことを… しかも靴の中、靴下も泥んこでグッチャグチャ。

で、ふと気付いたのです。

「あれ、ヒルのこと、忘れてるやん・・・」

こうやって人の悩みなど、どんどん上書きされていくのでしょうね。

文字通り這うようにして獣道を抜け、若草山山頂に到着すると、今までの大雨が嘘だったかのようなピッカピカのお天気!!

改めて、恐らくあの辺を通ってきたんだろうな…というルートを若草山から眺めながら感慨もひとしお。

大雨の後だからこそ、より一層美しいお山の姿に癒やされ、またまた直会をして楽しくなってから帰ったのでした。

今回の教訓:どんなに晴れていてもレインコートは持って行くべし!

あと、着替えは感謝共生の館に置いて行ける(下山後、戻ってきます)ので、下山してからも快適に過ごすために着替えを持って行くのが良いかも知れません。



コメント一覧

返信2024-06-09 23:58

加藤ともみ16/

山のお天気は予測が大変ですね。お疲れさまでした。素晴らしい体験の記録をありがとうございます。

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