今年は聖徳太子の御遠忌1400年の節目にあたり、私の周りでは完全に聖徳太子ムードが滾っています。イヤォッ
かく言う私も聖徳太子といえば、、、え?お札の人?ぐらいのイメージだったのですが、オカンに聞くと、実家の近所のお堂は太子ゆかりのお堂らしく、奈良県民あるあるなのですが、歴史上のスーパーヒーローの足跡が日常生活の導線に乗っているのです。
えぇ、順番的には完全に私達のが後なので、「うわぁ♡この景色、絵葉書みたい♡」なんていう間抜けなコメントをしている自覚は多々あります。
それはさておき、今日は話が長くなるので、よかったらコーヒーやお茶でも淹れてきてくださいね。
って聞かれて、何と答えられますか?
私みたいに「高額紙幣の顔!」と答えたあなた、私はあなたが大好きです。一生安泰、重い病も患うことなく、皆に愛されながら楽しく生涯を全うするでしょう。ラッキーカラーはダークグリーンとダークブラウン。ラッキーナンバーは1万です。
実は、聖徳太子さん、お札に採用された人ナンバー1です。
1930年の百円券に始まり、7回も登場!
1984年に5,000円を新渡戸稲造さん、10,000円を福沢諭吉さんにバトンタッチするまでの約50年あまり人々の生活と共にあったのです。
日本銀行のサイトによりますと、
① 国民から尊敬の念をもって愛されていた
② 歴史上の事実を実証したり、肖像を描くための材料がしっかりしている
という2点から紙幣に採用されていたそうです。
誰や!「聖徳太子などいない」って言うてる人は!!
ですよね。
あ、こんな感じで、『個人の感想です』でドシドシ進めますので、何卒宜しくお願い致します。
574年 | 馬小屋の前で誕生。用明天皇の第二子 |
(2歳) | 東の空を向いて合掌し「南無仏」と唱えたら、 手の間から仏舎利がこぼれ落ちた。 |
(7歳) | 朝鮮から贈られた100巻以上の経典を読破した。 |
587年 | 父・用明天皇が崩御。 皇位をめぐって争いとなり、もともと対立していた「仏教推進派の蘇我馬子」vs「仏教反対派の物部守屋」が戦へと発展する。 この時、聖徳太子は蘇我側に参戦し、自ら香木で四天王を彫って戦勝祈願をする。 (仏教の守護神を味方につけて戦に勝った、ということですね) |
588年 | 法興寺(飛鳥寺)の建設が開始 |
592年 | 推古天皇(聖徳太子の伯母さん)が即位 |
593年 | 摂政に就任。同年、四天王寺が創建。 |
594年 | 推古天皇が仏教興隆の詔を発布 |
601年 | 斑鳩宮を造営 |
603年 | 冠位十二階の制定 |
604年 | 憲法十七条の制定 |
605年 | 斑鳩宮に引っ越し |
607年 | 法隆寺の建立 |
622年 | 2月22日、斑鳩宮で薨去(享年49歳) |
あれ?1400年御遠忌、来年じゃない?
来年もこの熱い気持ちが続くのね♪
法隆寺と聖徳太子(皇子の立場でありながら、都から離れたところに宮を建てた?)の関連性がぼんやりしている人がたまにおられるので、簡単に言うと、
ずっと当時の都・飛鳥で政治をしていました。
でも、30歳ぐらいになって、飛鳥から約20キロほど北西に行った斑鳩に引っ越しします。
通勤時間、徒歩4時間… いや、富士山にまで飛んで行っちゃうお馬さんの黒駒がいるから、秒で出仕できるか。ていうか、毎日出勤してなかったのか。だって、憲法十七条も冠位十二階も制定された後やしなぁ。
などという妄想はさておき。
20代最後に冠位十二階も定め、憲法十七条も制定し、30歳になって少しゆっくりされたかったのか、斑鳩宮という自分のスペースを確保しはるんですよね。
ただ、この立地、なかなか聖徳太子の政治的手腕の現れとも思われるので、セミリタイアという感じでもなかったのでしょうか。
そして、斑鳩宮に隣接するように法隆寺(当時は「若草伽藍」と呼ばれるもので、現在の金堂がある「西院伽藍」より少しだけ南東にあり、この若草伽藍は670年ごろ焼失した、とか。)を建立し、仏教の普及にさらに力を入れておられたのでしょうね。
という感じで、斑鳩宮と若草伽藍の法隆寺が完成するんです。
誰にも邪魔されない聖徳太子の城!という感じですね。
まったく本題に入らなくて申し訳ありません。
でも、法隆寺、今、めちゃくちゃ良いですよ!!
なんか、いつも以上に、バイブス上がってる!という感じです。
いつも通り静かですし、穏やかなのですが、
いつも以上にめちゃくちゃ落ち着くし、なんか言葉ではうまく表現できないのですが、魂がストンとあるべき場所に納まるような”しっくり”感が増しに増しているんです。
意味わかんないですよね? これは是非、法隆寺にお出かけになって、「ふぉっ!なるほど、コレか!」って感じてください。
さて、はりきり過ぎて壮大なる回り道を始めてしまい、本編にたどり着きませんでした。
続きは、あとで書きます。
つづき